TV局で取材の許可を貰ったピピは、さっそく電波の発信もとをたどって宇宙へと旅立つことになりました。
しかし、その星がどこにあるのかも、どれだけ遠いのかも分かりません。
ピピは持てる限りのお弁当と水筒、そして自分のカメラを持って宇宙船へと乗り込みました。
「さぁ、宇宙に向けて出発よ!」
キャラメくんが宇宙船の舵を取り、ピピの乗った宇宙船はキャラメディア星をどんどん離れて行きます。
あっと言う間にピピの住んでいたキャラメディア星はピンポン玉ほどの大きさになってしまいました。
するとその時、再びキャラメくんに電波が入って来たのです。
「——ちは、こん、にちは。こちら、シャッフル星。だれか、きいていますか」
その言葉を聞いてピピは胸がときめきました。
ピピはマイクを持って応答します。
「こんにちは! こちらキャラメディア星のピピ! 今からそちらに向かいます!! 場所はえっと……宇宙のどの辺かな?」
「やあピピ。応答してくれてありがとう。こちらの場所は——」
ピピは電波を頼りにシャッフル星へ進路を取りました。
その途中でキレイな星たちを見ながらお弁当は全部食べちゃいました。ピピはお腹も胸もいっぱいにして、シャッフル星へと向かいます。
さてさて、ピピはシャッフル星の動物たちと無事に会えるかな?
ピピの冒険をこうご期待!